地の水分が太陽の熱で蒸発して天に舞い、また雨が降り、地に水分が宿り……という自然の循環の中で、お墓は天と地の間に建っているのです。
地上で生きている家族と、地上にはいないご先祖様が、自然の石でできているお墓を通して水で繋がっています。
また、お墓参りはご先祖様に敬意を表す大切な行動ですが、多く行けばいいというものではありません。
特別に出向く姿勢と丁寧な作法が重要です。
お墓参りをするときに知っておきたい開運ポイント
私からは以下のような7つのポイントを紹介します。
お墓参り開運ポイント1:タイミング
故人の命日や法事、何かあったときなど、お墓参りのタイミングは様々です。
絶対的なルールはありませんが、年に一度は必ず行くようにしてください。
お彼岸やお盆は、年に一度はお墓参りをしましょうという、大切なことを思い出させてくれる有り難い慣習です。
お墓参り開運ポイント2:出向く姿勢
神社の参拝と同じく、お墓参りも「ついで参り」は避けましょう。
特別にわざわざ出向く姿勢を欠いては、繋がるものも繋がりません。
お墓参り開運ポイント3:時間帯
基本的には、日の出から日没までの間がよいと言われています。
自然を通して故人やご先祖様と繋がる機会です。
太陽の動きに合わせて、時間帯では午前中から15時くらいまでにお墓参りするとよいでしょう。
お墓参り開運ポイント4:清潔さ
お墓参りにいったら、まず、草むしりやごみ拾いをしましょう。次に、墓石の清拭です。
墓石の上から柄杓で水をかけて清拭し、タオルで水気を拭き取ります。
墓苑、宗教、地域などによって違いがあるので、もし、水をかけない風習であれば、水で絞ったタオルでの清拭がよいでしょう。
墓石拭き取り用の新しいタオルとごみ袋を持参し、持ち帰るマナーも忘れずに。
お墓参り開運ポイント5:供え物
お墓参りでは、細やかな配慮が必要です。
お線香は持参することが望ましいのですが、墓苑で販売しているものでもちろん構いません。
お供えするお線香の本数は様々です。ただ、火災を避けるためにお線香やロウソクを禁じている墓苑もありますので、確認するようにしてください。
また、供花は、トゲや先が尖っているもの・強い香りや花粉の多い花は避ける習わしがあります。白や淡い色の花がご先祖様も安らぐ供花に相応しい花です。